木造校舎

平成22年10月に「公共建築物等木材利用促進法」が施行されました。
これを契機に 学校や保育園など公共施設に地域産の木材を使おうという動きがでてきました。
校舎全体を木造化したり、木造でなくても内装(床や壁など)に木を使う広がりを見せる昨今。
地域産材利用というだけではなく徳島県では市町村有林を伐採して利用したり、東北大学では学校有林を使用して建築している例もあるようです。木造校舎での授業は集中力が高まる、木材調湿効果でインフルエンザの発生率が低下するなどの利点も明らかになり、教育環境に向いているようです。

木造校舎といえば、2012年2月に3階建て校舎を建てて燃やす耐火実験が行われました。
あれは国土交通省が中心になって建築基準法の規制緩和に向けたものでしたが、文部科学省でも、JIS規格の見直し作業に入ったそうです。
このJIS規格「木造校舎の構造設計標準」は木造校舎の設計の簡略化、資材調達の合理化を図る狙いで制定され、1983年改正以降大幅な見直しがされていなかったそうで、最新のものにし、建設しやすいようにしようという取組みだとか。
三重県の校舎木造率は全国でいうと下位ですが、森林保有率は高いので、これを機に促進されていってほしいですね。

当社も多数納入
法律施行前から三重県内の学校や保育所などに木材を納入させていただいております。三重県産材のJAS製品をまとまって納材させていただくことが可能です。
大きなサイズの集成材も製造できることから他県からもお問合せがあり、納入しております。ぜひ、ご相談下さい。

<担当者より>
実験とはいえ3階建て木造校舎が燃やされていたニュースを見た衝撃は忘れられないですね。まだもう1回あるようですが。しかし、 木がふんだんにつかわれている校舎はやっぱり素敵。子供を通わす親としても嬉しいです。

今回の参考・関連・情報源
◆日刊木材新聞 2012年5月16日(水)

 

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